複数サイトの認証組織様の審査工数の変更対応について

2018年11月1日

 

拝啓

時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。平素は格別のご高配を受け賜り、厚く御礼申し上げます。

 

早速ですが、2018 年 1 月 29 日に IAF MD1:2018(複数サイトの組織が運用するマネジメントシステムの審査及び 認証のための IAF 基準文書第 2 版/以下「MD1:2018」という)が発行され、同日をもって適用となりました。

MD1:2018 は、複数のサイトの組織の認証を行う場合のルールを定めたものですが、今まで適用されていた MD1(第 1 版)と比較して、審査工数算出時の工数削減率の下限の考え方や、サイト(本社などのメインサイト以外の拠点)が サンプリング出来ない場合の審査サイトの考え方が異なっており、複数サイトの認証をお持ちの組織様によっては、従来よ りも審査工数や審査訪問サイトが増加する可能性が出てまいりました。

 

2018 年 9 月 26 日には、日本適合性認定協会(以下、「JAB」という)からも、MD1:2018 の導入により「複数サイト を含む組織の審査にかかる工数や、訪問審査対象のサイトの数が、従来に比して増加となる場合があります。」との発表もされております。(下記 URL 参照)

 

https://www.jab.or.jp/news/2018/092600.html

 

MD1:2018 の適用は、発行当日(2018 年 1 月 29 日)からの即日適用となっており、JAB からは、「2019 年 1 月1 日以降に開始する審査においては、対象の全案件について完全に適用されるべき」ことがすべての認証機関に通達されました。

 

弊社におきましても、この通達に準拠するため、2019 年 1 月 1 日以降に実施され MD1:2018 の適用を受ける全ての審査において、円滑な導入を行うべく、認証組織様の状況などを再確認させていただき、組織様の審査プログラムや 審査工数の見直しを進め、極力影響が少なくなるよう尽力いたします。

その結果、審査工数や審査訪問サイトなどの影響が避けられない組織様については、別途個別にご案内及びご説明をさせていただきます。

 

組織の皆様方には、MD1:2018 の適用に伴う変更等でご迷惑をおかけすることとなりますが、何卒、ご理解、ご協力をいただけますようよろしくお願いいたします。

 

上記と同内容の文書を、こちらからダウンロードいただけます。